VNCでラズパイのデスクトップ環境に接続する

はじめに

先日SSHでリモート接続する記事を書きました。
mugeek.hatenablog.com

コマンドでラズパイを操作したいときはSSHでも十分なのですが、デスクトップ画面を表示して、マウスで操作したい場合もあると思います。それを実現したいときに使えるのが、VNC (Virtual Network Computing)です。

今回は、VNCを利用してラズパイをGUIで操作できるように設定してみましょう。
手順としては次の3ステップとなります。

①ラズパイのVNCを有効化する
②PCにVNC Viewerをインストールする
VNC Viewerでラズパイに接続する

各ステップを順番に見ていきましょう。

1. ラズパイのVNCを有効化する

まず、ラズパイ側でVNCを利用できるように設定変更します。
デスクトップ画面のメニューから「Raspberry Piの設定」を選択します。
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インターフェイス」タブにある「VNC」で『有効』を選択し「OK」をクリックします。
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VNCが有効になると、デスクトップ画面の右上にVNCのアイコンが表示されます。
(下記の画面キャプチャでいうと、左から2番目のアイコンです)
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ここまででラズパイ側の設定は完了です。

2. VNC Viewerをインストールする

自分のPCからVNCでラズパイにリモート接続するためには、PCにVNC Viewerというソフトをインストールする必要があります。

VNC Viewerは下記リンクからダウンロードできます。
www.realvnc.com
 
PCのOSを選択したうえで、「Download VNC Viewer」をクリックします。
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ソフトをダウンロードしたら、セットアップしていきましょう。
セットアップの画面が開いたら、「Next」をクリックします。
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ライセンス契約の画面では「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れて、「Next」をクリックします。
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カスタムセットアップは、特にこだわりがなければ、デフォルトの状態で「Next」をクリックしましょう。
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下記の画面で「Install」をクリックすると、インストールが開始します。
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インストールが完了したら下記の画面が表示されるので、「Finish」をクリックして画面を閉じます。
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3. VNC Viewerでラズパイに接続する

起動したVNC Viewerの画面で、アドレス入力欄にラズパイのIPアドレスを入力します。
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接続先の確認を求められるので、ラズパイのIPアドレスに間違いがないことを確認し、「Continue」を選択します。
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使用するラズパイのユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
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ラズパイのデスクトップ画面が表示されたら接続成功です!
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